
皆さんデュエルは楽しんでいますでしょうか。今回はコラム回ついでに今の遊戯王で紙の環境がどんな感じになっているのか、どう構築がちょくちょく変わっているのかなんかを簡単に解説ついでに考察していく記事ですね。
自分が今の環境の中心だと思うテーマを15個+α挙げていきます。やはり今は【VSK9】と【ヤミー】に対してどう付き合っていけるのかが重要視されていると感じますね。
【VSK9】


【VS(ヴァンキッシュ・ソウル)】の中速戦と強さにK9ギミックを組み合わせた制圧デッキ。VSの展開が十分な時にリッパーを経由して更にランク5展開に繋げる事を得意とするデッキですね。VSの展開の要である 『VS ホーリー・スー』や 『VS 蛟龍』が☆5であるため 『闘神の虚像』で回収出来る時やヨクルによる上振れが狙えるたり、一部の手札誘発モンスターと相性がよかったりする点も強い要素ではありますが、このデッキ最大の強みは『VSホーリー・スー』による後攻0ターン目展開の質の高さですね。スーの効果でVSラゼンを展開する事でこちらの動きを完成させつつスーがいる場所以外のモンスターに干渉する事が出来ます。VSヘヴィ・ボーガーやヴァリウスをラゼンでサーチして①の効果で入れ替える事でVSの炎闇地の布陣が簡単に揃うのが非常に強いですね。これによって【K9】ギミックがなくともVSというテーマだけである程度戦えるようになっています。現在はファンタズメイやインパルス→ファイアアタッカー、鎖龍蛇スカルデット等を採用して手札の質を上げる構築が増えてきていますね。エクストラだと『 K9-666号 “Jacks”』を採用している人も。
今対策として流行っているのは手札からの召喚・特殊召喚を抑制する『マルチャミー・プルリア』やサーチを封じる『ドロール&ロックバード』魔法罠の無効系妨害がない故の『皆既日食の書』等の除去札あたりでしょうか。破壊を経由してしまうと 『Start for VS!』に引っかかるのでそこ注意ですね。
【ヤミー】


世にも珍しいリンク1モンスターをチューナーとして扱えるシンクロテーマ。ヤミーSモンスターの分裂効果によって【対象を取るタイプ】のカードに対して非常に強い耐性がある事と、展開が通ってしまえば墓地リソースが豊富に貯まる事、『魔獣の懐柔』や『閃刀機-ホーネットビット』等の召喚権を使わずに初動に繋がるカードが多い事から今非常に強い先行制圧デッキですね。『マシュマオ・ヤミー』が来た事で『ヤミー・サプライズ』がもっと使いやすくなり、立ち回りが更に小回りが効くようになりました。マシュマオ以外が【K9】ギミックに触りづらいのも評価ポイントですね。
今対策として流行っているのはドロー系誘発と『ヤミー・スナッチー』を一時的に使えなくする『浮幽さくら』やカード効果のチェーンを許さない『超融合』や『禁じられた一滴』、分裂を止める『霊王の波動』や『屋敷わらし』とかでしょうか。後はリンク1かシンクロモンスターがいなければ展開出来ないため着地狩りに特化したデッキを使うとか。簡易的なロックとして『王虎ワンフー』を採用していた人もいるとかいないとか。
【ドラゴンテイル】


『星辰砲手ファイメナ』によって自分・相手ターン融合を継続的に行う事でリソース差を開いていく中速デッキ。このデッキの強みは【チェーン被せによって相手モンスターを比較的ローリスクに無力化出来る】事と純構築ならば【特殊召喚を多用しないためドロー系誘発に強く出られる】事が挙げられますね。現在は他の制圧テーマが強くなってきた事で純構築の他に【マギストス】等先行盤面を伸ばすカードとの混合構築が増えてきました。
対策としては『融合』効果を持つ魔法を挟まなくてはいけない事が多いため『応戦するG』や『霊王の波動』、リソース回復と妨害を同時に行うドラゴンテイル罠に対する『屋敷わらし』あたりでしょうか。特に手札・墓地のモンスター効果を確実に使ってしまうため【K9】ギミックがぶっ刺さる事から使用率が減ってきてはいますがまだまだ強いテーマだと思います。応戦に関してはカルテシア等のモンスター効果による融合を取り入れる事で対策している人もいますね。
【M∀LICE(マリス)】


除外からの大量帰還による展開力とサイバース族特有の爆発力を備える制圧テーマ。7月のレギュレーションによって安定感は下がったものの先行制圧が鬼強いのは変わらないため現環境でも戦えるスペックはありますね。『ドロール&ロックバード』や『霊王の波動』がローリスクで採用出来るのも変わらず。最近はバックアップやウィザード以外の【@イグニスター】要素を増やして展開力を補う構築が多く見られました。
対策としてはドロー系誘発やメインギミックを抑制する『アーティファクト・ロンギヌス』、『超融合』あたりでしょうか。 あとは『召命の神弓-アポロウーサ』が消えたため『原始生命態ニビル』を受けやすくなりましたね。ただそもそもの展開力が高いという点とアコード+リンクモンスターを先出しするルートがあるため油断は禁物。
【閃刀姫】


魔法カードによる戦いを主軸とする中速デッキ。『閃刀姫=ゼロ』によってライフを取り切るスピードが上がった事からウィドウアンカーや『三戦の号』、『三戦の才』、『禁じられた一滴』等を投入して後攻で一気にライフを取りに行く動きが可能になりました。先行でもそこそこ強いとかなりいい立ち位置のデッキだと思いますね。 『試号閃刀姫-アマツ』によって 『閃刀亜式-レムニスゲート』のバウンス枚数のかさましが出来たりと細かいところでも偉い部分が多い。ここまで魔法カードを連打してくるデッキもそうそうない。現在は『絢嵐なる見神』によるドロー加速が注目されているみたいですね。
対策としては連続サーチを封じる『ドロール&ロックバード』、閃刀姫が確実にリンクモンスターを経由する+対象を取る効果を無効にしてくる『幻創龍ファンタズメイ』、『魔封じの芳香』あたりでしょうか。現環境だとヤミーシンクロの分裂効果や 『月光舞獅子神姫』のような完全耐性もだるいですね。
【K9】(純構築)


ランク5のエクシーズモンスターを連打する事で制圧盤面を作るテーマ。明確な1枚初動がないところを『時空の七皇』や『カオティック・エレメンツ』あたりでなんとかしていたところに『 K9-04号 咒』という1枚初動が来たことで注目されているデッキですね。 『No.67 パラダイスマッシャー』が禁止になったものの、『 召煌女クインクエリ』から 『アーティファクト-ミョルニル』によるロックは健在である事と純構築なので今強い【K9】パーツをフル投入出来る事から可能性を秘めているデッキともいえる。
弱点としてはやはり魔法罠の無効系妨害を用意出来ない事でしょうか。 『禁じられた一滴』等でモンスターを複数体無力化された場合にだるいですね。『 K9-EX強制解除』系統のカードをすぐに吐かせられてしまう。そこら辺は別のカードでのカバーが必要そうですね。
【K9水晶機巧(クリストロン)】


【K9】ギミックを出張させる事でパワーを飛躍的に向上させたシンクロデッキ。展開が通った時に墓地リソースが残る事や ドロー系に対して『水晶機巧-トリスタロス』等の明確な止まりどころがある事が優秀なテーマですね。【K9】ギミックによって 『無限起動リヴァーストーム』から『スクラップ・リサイクラー』に繋げる事で初動に繋ぐ事も出来、機械族である点から純【K9】では採用しづらい 『サイバー・ドラゴン・ノヴァ』→ 『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』を取り入れる事も出来る。
対策としては除外を多用するので『アーティファクト・ロンギヌス』がぶっ刺さる事と、墓地の効果を確実に使うため【K9】ギミックを踏んでしまう事、『灰流うらら』の他にも『霊王の波動』等の特殊召喚を止めてくるカードが増えた事あたりでしょうか。特に墓地リソースを残せない『ディメンション・アトラクター』は発狂ものですね。
【月光(ムーンライト)】


【デュエリスト・アドバンス】で強化された融合、リンク、エクシーズを駆使するテーマ。このテーマの強みはやはり【月光】以外のカード効果を受けない+全体除去を飛ばしてくる 『月光舞獅子神姫』の存在であり、これによって一部のテーマが召喚を許した時点で詰む可能性があります。攻撃力は脅威の3800ありダブルライガーまで行った時の絶望感は凄い。【VS】や【ヤミー】ですら苦戦するポテンシャルを秘めていると考えると面白いテーマの1つだと思いますね。ライガーに行ければ大きく勝ちに近づくため『多層融合』や捲りで『冥王結界波』を採用する構築もあるとか。
対策としてはやはりライガーダンサーまでの展開を止めることでしょうか。連続サーチからの展開を抑制する『ドロール&ロックバード』やドロー系誘発、『原始生命態ニビル』を始めとして、『融合』を止められる『霊王の波動』あたり。ライガーを出す手段は通常の融合と墓地融合権を追加する 『月光舞踏会』の2つあるのでその点は注意が必要ですね。
【オノマトライゼオル】


【デュエリスト・アドバンス】で強化された【オノマト】ギミックを出張させた【ライゼオル】。エクスとソードの制限で中速戦の能力は落ちたものの、その分先行制圧に振り切ったデッキですね。『ドドドドウォリアー』からランク4である『ヘルフレイム・バンシー』や『ライゼオル・デュオドライブ』を経由して【ライゼオル】ギミックにライゼオルから『ガガガガール』を中継する事で【オノマト】ギミックに移行することを得意とします。現在はその有り余る展開力から『ヴェルズ・ウロボロス』を中継して『 蝕の双仔』で使い回すことで相手の手札のリソースを削る戦い方が主流になっていますね。オノマトカゲで安定性に磨きがかかりました。
対策としては特殊召喚を多用するようになったため『増殖するG』や【マルチャミー】がもっと効きやすくなったというのと、サーチを多用するため『ドロール&ロックバード』がぶっ刺さる事でしょうか。サイドだと変わらず『次元障壁』、オノマトはエクシーズモンスターのコストで送られないと効果が発動しないためX召喚時に『神の○○』で吹っ飛ばすとかもアリ。
【DD】


【ドゥーム・オブ・ディメンションズ】で強化された融合・シンクロ・エクシーズ・リンク召喚を駆使して戦う制圧デッキ。ゼウス・ラグナロクの手札のモンスター効果無効化やエグゼクティブシーザーによって一部の誘発に耐性がある点やリソースが残っていれば 『DDDD偉次元王アーク・クライシス』によって一気にライフが取り切れる点が強いですね。魔法罠を無効化出来る『 DDD呪血王サイフリート』が地味に偉く硬い盤面を作る事が出来ます。先行制圧を返せなければ ☆8【DD】×2で『DDD双暁王カリ・ユガ』を作り相手カードを封殺しつつアーククライシスでライフを取る動きが出来るのは面白いですね。闇属性のテーマなので『霊王の波動』も採用出来る。
対策についてはちょっと展開ルートが多すぎて全てを把握出来ていないため詳しくは言えないですが昔と同じならばあらゆる所から特殊召喚を行うため『増殖するG』や【マルチャミー】系統のドロー系誘発や『無限泡影』をビルガメス等のリンクモンスターに当てる事でしょうか。『ドロール&ロックバード』に関しては上から動けるルートがあるんですがまだ新規が来てから日が浅いためどうなるかといった感じ。
【HERO】



融合から高打点の制圧モンスターを連打するデッキ。このデッキの強みは『 M・HERO ダーク・ロウ』の除外効果の押し付けであり、 【TACTICAL-TRY PACK】の強化でカード効果を無効にする 『C・HERO カオス』と両立出来るようになった事で強度がかなり上がりましたね。相手の墓地リソースを枯らす事が出来る。デスフェニやシャイニングネオスウィングマンによる着地狩りの強さも健在。現在は最大展開を更に強くするために 『D-HERO Bloo-D』を採用している人も多いとか。全体破壊を行える『 E・HERO サンダー・ジャイアント-ボルティック・サンダー』も地味に偉いですね。
対策としては『融合』のアクセスを封じれた場合に脆い事ですね。主にヴァイオンと『 M・HERO ファーネス』の2つがありますがヴァイオンが比較的止めやすい。あとは連続サーチを封じる『ドロール&ロックバード』、フィールドのモンスターを一掃する『原始生命態ニビル』あたりでしょうか。ある程度の展開を許すと『フェイバリット・コンタクト』を伏せられてしまうためそこは注意ですね。
【原石青眼】



【原石】ギミックの中速戦の強さと【青眼】の制圧能力の高さを組み合わせたデッキ。様々な誘発に対して一定の耐性がある点が優秀なデッキですね。そこに関してはピカイチ。相手のキーカードを『原石の穿光』の除外で吹っ飛ばせる点や手札誘発の枠を他のデッキよりも少し多く採用出来ると中速戦に関しては他の追随を許さないのが偉い。ヤミー相手でも先行を取れれば出てきたモンスターを原石の穿光、威光、天球等着地狩りで吹っ飛ばしていける。最近だと『聖王の粉砕』の採用がデフォルトになっていますね。『原石融合』を取り入れている人もいる。サイドに関しては『竜の精神』や『スキルドレイン』の採用も増えていますね。
対策としては【原石】ギミックか【青眼】ギミック、キツい方を誘発で潰す事でしょうか。MDとやる事はほぼ同じですね。『真の光』に対する『幽鬼うさぎ』とか。OCGではマッチ戦であるため【ライゼオル】等のデッキを使って着地狩りを徹底していけば勝てるといった事も。エクストラを圧迫する【K9】ギミックとはそこまで相性が良くないといった点も気になるところ。
【天盃龍】



炎属性ドラゴン族で固められた後攻ワンキル主軸のデッキ。色々なカードに規制はかかっているものの採用出来る【手札誘発の種類の多さ】と【一先に非常に強い事】から油断がならないテーマですね。汎用の手札誘発モンスターに加えてアトラクター、霊王、泡影、リブートあたりも積む事が出来る。OCGではマッチ戦である都合上日の目は浴びづらいですが変わらずぶっ飛んでる。ドラゴンテイルヤミーVS環境でも1先大会なら優勝しているという実績もあります。
【K9サイバー】



【サイバー】に【K9】出張パーツを混ぜた後攻寄りデッキ。後攻の強さを担保しつつ【サイバー】から【K9】に、【K9】からリヴァーストームを経由してサイバーに向かう事を得意とします。最近は『 K9-04号 咒』が地属性の機械族であるためクロックワークナイトやリヴァストによるサーチが可能になり、コンボに柔軟性が生まれました。『サイバー・ダーク・ワールド』始動なら召喚権を残せる点も偉いですね。キングレギュラスは『クリフォート・ゲニウス』からヨクルかランタンの同士特殊召喚を使って持ってこればいいし、機械族デッキであるため『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』を取り入れる事も出来る。最近は『マジック・キャンセラー』を投入する人が増えているとか。
【モルガナイトGS】


『咎を擁く魔瞳』によって上級モンスターのリリースを踏み倒すことで制圧モンスターを並べていく【メタビート】デッキ。ドローカードを大量に採用出来る点や特殊召喚やEXモンスターを多用しないため 『ラーの翼神竜-球体形』や 『超融合』、 『拮抗勝負』等の強い捲り札をサイドに採用出来るとメタビートにしては小回りが効くのが偉い所ですね。一度ロックが決まってしまうと非常に脱出が困難になると現代のメタビートの中では最強格のデッキと言っていいと思います。舐めてたら普通に負けるスペックはある。
今期はドロバと【ドミナス】シリーズが鍵?
紹介したテーマの中だと『ドロール&ロックバード』が弱点のテーマが多く、今期非常に重要なカードだと感じましたね。【K9】ギミックに関しては現在最高峰の展開デッキである【ヤミー】に効きづらいですが他のデッキには結構効くというのが面白い点なのかなと。罠カード故に止めづらい【ドミナス】シリーズを採用出来るのかどうかも論点になる。ここで紹介したテーマ以外でも【絢嵐】や【ジェムナイト】、【白き森】、【破械】、【オルフェゴール】、【オノマトホープ】等強いテーマは沢山いるのでどんなテーマが上がってくるのか楽しみですね。


