
背信聖徒(アザミナ・レア)シルヴィア
融合・効果モンスター
星6/闇属性/幻想魔族/攻1900/守1500
幻想魔族モンスター+魔法使い族・光属性モンスター
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「背信聖徒シルヴィア」以外の自分の「アザミナ」モンスターが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
(2):相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、このカードをリリースして発動できる。その効果を無効にする。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「罪宝」罠カード1枚を手札に加える。
今回はカード紹介兼コラム回と言う事で珍しい【効果無効】の性質をもつ万能無効モンスターの1体、 『 背信聖徒(アザミナ・レア)シルヴィア』を使っての解説記事になります。2024年の 【レイジ・オブ・ジ・アビス】に収録されたカードで【原石】や【メタル化】、『霊王の波動』と同期のカードですね。『黒魔女ディアベルスター』と共に出張で使われるモンスターの1体です。今回はバロネスの時に紹介出来なかった『カードや効果の発動』の補足と直接チェーンして無効を行う【効果無効】について話していけたらなと(『対象を取ってカード効果を無効にする』カードは長すぎるので別の記事で書きます。)
『カード・効果の発動』のおさらい


遊戯王には【カードの発動】と【効果の発動】があって魔法罠カードは基本的にこの2つで成り立っています。その上でこの2つがセットになっているものと、そうでないものがありました。
- セット
通常魔法・速攻魔法・通常罠・カウンター罠
- セットじゃない
永続魔法、永続罠、フィールド魔法、装備魔法、PゾーンのP効果
- 基本【効果の発動】のみ
モンスター
この3つですね。セットの方は【カードの発動】を止めてしまえばついでに【効果の発動】を止める事が出来ますが、この2つがセットじゃない場合は【効果の発動】を止めるカードでなければ無効にする事が出来ません。
そもそも【効果無効】ってなんぞや


これは無効にする効果のテキストに
- 魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。その効果を無効にする。(またはその効果を無効にして○○する)
と記されているカードの事を指します。『フルール・ド・バロネス』の場合は 『その発動を無効にし破壊する』と書かれていて少し【発動無効】とテキストの毛色が違うという事がわかりますね。現在メジャーなカードだと『灰流うらら』を筆頭に 『壊星壊獣ジズキエル』や『霊王の波動(ドミナス・インパルス)、『聖王の粉砕(ドミナス・パージ)、『 撃鉄竜リンドブルム』、 『死霊王 ドーハスーラ』、 『No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー』、『スターライト・ロード』、『スプライト・キャロット』、『セリオンズ“キング”レギュラス』等が挙げられます。実は2024年現在だとそこまで多くはないんですね。
【効果無効】のメリット


これの明確なメリットとしては 【カードの一部の誓約を残す事】と【発動無効を封じるカードの影響を受けない】事でしょうか。例えば『烙印融合』には
- このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
という誓約があります。これをバロネスのような【発動無効】のカードで【発動をなかった事】にしてしまう場合は2枚目が発動されてしまう恐れがありますが、【効果無効】を行う『灰流うらら』で無効化した場合は、発動したという情報が残るため2枚目が発動出来なくなります。あとは 【発動無効を封じる】カードである『失烙印』は【効果無効】である『灰流うらら』を止める事が出来ず『烙印融合』に撃たれた場合はこれを通してしまいます。
【効果無効】のデメリット


デメリットとしては【相手の発動後の誓約を打ち消してしまう事象がある】事と【ダメージステップで発動出来ない】事でしょうか。例えば『天底の使徒』のテキストには
- このカードの発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。(発動後がこのターンと記載されているカードもある)
というのがあります。これは正しく書き換えると
- このカードの発動(と効果の発動に成功した)後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
と付け加える事が出来ます。つまり【効果無効カードである『灰流うらら』であろうが、【発動無効】である『フルール・ド・バロネス』だろうが成功していないためこの誓約がかかる事がありません。発動後の誓約がかからないという訳ですね。あとはダメージステップで発動が出来ないため『天盃龍チュンドラ』や『閃刀姫-ハヤテ』等のバトルに関する一部の効果を防げない事ですね。
【発動無効】と【効果無効】はどうやって調べる?

実際テキストでわからない時にどうやって判断したらいいのかの1つの解答として、Q&Aに飛んで【ダメージステップに発動出来る】のかどうかを調べてみるという手があります。上の画像は のQ&Aは 『 背信聖徒シルヴィア』のものですがちゃんと②の無効にする効果はダメージステップで発動出来ないと書いてありますね。反面バロネス等はダメージステップで発動出来ると書いてあると思います。
『〜するターン』の誓約はどうなる?


これに関しては【効果無効】のカードによって無効になったとしてもそのカードを発動したという情報が残るためこの誓約からは逃れる事は出来ません。『烙印融合』ならば無効後でも融合モンスターのEX縛りが付き、『緊急ダイヤ』ならば①を使った場合機械族でしか攻撃宣言が出来なくなります。
情報が残るというのは【〜するターン】の誓約とは関係無いですが、例えば『クシャトリラ・シャングリラ』を『灰流うらら』で無効にした場合でも効果を発動したという情報が残るため『クシャトリラ・アライズハート』のX召喚や相手のシャングリラに合わせて『三戦の才』が発動出来るのがわかりやすいですね。ちなみに発動そのものを無かったことにする【発動無効】のカードで無効にするとこの情報は残りません。ただ『緊急ダイヤ』のように【1ターンに1度しか使用出来ない】と書かれてあった場合は情報が残らずとももう1回効果を発動するという事が出来ません。ターン1があるモンスター効果には大体【使用出来ない】と書いてあるので再利用は出来ません。
今こそ数は少ないが優秀な効果


正直現状ではデメリットよりもメリットの方が優秀なので【発動無効】と引けを取らない強さだと思いますね。まあ知識としてはあったほうがいいのかなというくらい。ここで紹介していない【対象を取ってカード効果を無効にする】カードはまた別の機会に書こうと思います。

